ナツメノタイソウ

ゆとりの育児日記です。

赤子の寝かしつけは、勝つまで闘う闘いだ。

0歳児が寝付かない。

毎日夕方に入浴させ、19:00〜20:00には寝かせている。0:00過ぎに一度目を覚ますが、たいてい授乳すればすぐまた眠る。

しかし、今日は1時間以上頑張っている。

赤子の寝かしつけは、勝つまで闘い続ける闘いだ。負けは許されない。なぜなら、放っておいて勝手に眠ることは(ほぼ)無いからだ。

生まれた瞬間から、哺乳は上手に出来る子だった。いや、睡眠も、授乳中に眠り込んでしまうくらい、よく眠る子である。

ただ、どこの赤子もそうであるように、この家の赤子もまた、毎日同じ反応でいるわけではない。

虫の居所が悪ければ一日中泣き声をあげるし、今夜のように、時間をわきまえず場違いに元気にしていることもある。様々だ。

ほら、今も、300字書くだけの時間目を離しただけで、カーテンに食らいついている。我が家の寝室は、和室です。

不毛だ。

わたしにもまた、このように寝ずに母を困らせた時代があったのだろうか? そんなとき、母は子守唄を歌って抱き、わたしを寝かしつけたのだろうか。わたしに当時の記憶は無い。

赤子は可愛い。その声を聞き、柔らかな身体を抱きしめるだけで、生き物の温かみを感じる。

しかもそれが自分の中から出てきたわけで、しかしその点に関しては、未だにリアリティがない。たしかに産んだのだけれど。

授乳、授乳、眠くなる、ゲップは出ない。布団に置いて目が覚める。この子の左手を握って、腕を優しくトントンと叩き、30分〜1時間半それを続ければ、たいていは成功する。眠る。成功しないときは、飲む量がまだ足りていないのだ。

完全母乳の良いところは、飲ませた量を気にしなくていいことだ。

今もまた、徐々に眠そうなペースになってきた。口から乳首が離れると飲む、哺乳の原始的な反射がまだ残っている。

寝かしつけはなぜ不毛に感じ、徒労感が強いのか。

その理由は、どれだけ時間をかけても、赤子が寝付かず目を覚ませば、それまでの時間はまったくの無に帰する(と感じられる)からだ。

そして、この不毛な闘いは、絶対に負けることが無い。できない。必勝だ。勝つまでコンテニューするから。背水の陣だ。逃げたい。しかし、わたしがやらなければ、困るのはこの子なのだ。

子供をもつのは初めてだ。子供がいなかった頃とは、見える世界が違ってきた。それでいいのだと思うし、面白いとも思う。

四半世紀生きていても、眠りにつくのが下手なのは、わたしの方だ。だってほら、この文章を書きながら授乳していたら、赤子は眠りについてくれた。よかった。

眠れないので、はてなに日記など書いている。寝つきやすいように、38度で入浴もしたのだけど。今日もまた、3:00になってしまった。

眠ろうとしたタイミングで、闘いが始まったので、勝利の興奮から、入眠することが難しい。だが、そうも言っていられまい。5:45には起きて、おにぎりを握らなくては。

今夜は0:30〜2:40、約2時間で眠りについた。

我が子よ、今日もお疲れ様。また明日、よろしくお願いします。